劇伴音楽から見る!第6話 「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、イチゴにかける練乳のような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」是非お楽しみください!

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○アバン


・つながりたい心

入学当初、クラスメイトに話かけられない天王寺璃奈の回想している場面。

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この時の璃奈にとってのやりたいことは友達が欲しいという【誰かと繋がること】です。

誰かと繋がりたいという気持ちは璃奈がスクールアイドルを通してやりたいことでもあるため天王寺璃奈本人を象徴する劇伴にもなっています。

この場面では愛との出会いも描かれており、愛との出会いを経て少しづつでも人との繋がりが増えていき、更にたくさんの人と繋がりたいという璃奈の胸の鼓動にも思いますね。

ピアノから始まるのは春という出会いの季節を想起させるものになっていて、璃奈の出会いを描く場面として凄く好きです。

 

○Aパート

 

・ミッション!

東京ジョイポリスにて天王寺璃奈の同級生とスクールアイドルの話をする場面。

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今回の『ミッション!』は璃奈のやりたいと思ったことだとするならば、ライブをやりたいという決意をしたことだと思います。

誰かと繋がるということをスクールアイドルとして叶えるやり方を見つけ出す。

そんな璃奈自身が決めた『ミッション!』を表していると思います。


・サガシモノ

天王寺璃奈がライブをすることを同好会のメンバーに言う場面。

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ライブを通して本当の自分を表に出すことによって、たくさんの人と繋がることができる。

ただ、まだステージに立ったことのない璃奈にとってはメンバーの手を借りてやり方を探すという部分もあると思われる。

そして、ライブを超えた先には強くなった理想の自分がいるのかもしれないという意味で自分を探す『サガシモノ』なのかもしれません。

 


・かわいいかな?

璃奈が柔軟やボイストレーニングをメンバーと一緒にする場面。

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日常的な練習風景を行うスクールアイドルはかわいいという点がまずあります。音楽もほんわかとしていてまさにこれがスクールアイドルの日常を意味しているように感じます。

今回の場面では、璃奈と一緒に練習を行うかすみが少しだけ着いていけてない様子もかわいさでカバーしているという点も上げられるように感じます。


・かわいさ無敵級

中須かすみ、上原歩夢がライブMCの練習をする場面。

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かすみも歩夢もかわいいを重視するスクールアイドルであるため、その2人のMCのかわいさを劇伴でも表していると思います。

 


・潮風のリズム

璃奈が練習を経て成長していく姿が映し出される場面。

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璃奈のやりたいという想いがまっすぐ走っていく様子が曲になったように思います。

昨日までの自分とは違う意志をもって成長していく璃奈の気持ちはスクールアイドルとして成長する近道にも感じます。


・胸のざわめき

天王寺璃奈が自分の変わらない表情を見て落ち込む場面。

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璃奈にとって、成長し変われたと思った自分は笑顔が作れない表情によって成長することなく今までの自分と変わらなかったことを感じ取ってしまいました。

ただ笑顔を作ることが出来ないということだけだと思われるが、それだけで璃奈にとってはステージを諦めてしまうほどに辛い現実でもあった。そんな絶望感を感じた璃奈の心情を表している。

 

○Bパート


・夕凪に吹かれて

練習に来なくなった天王寺璃奈のことを同好会のメンバーが心配する場面。

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夕凪は想いと想いの狭間にいる状態です。

この場面ではツンケンとした態度の果林と璃奈のことを心配をするメンバーの想いのぶつかり合いだが、果林はライバルとして認めている璃奈のステージを楽しみにしていたからこそ練習に来なくなったことを気にしているのです。

果林の強がりと心配の想いの狭間でもあるのかもしれませんね。


・胸をよぎる不安

天王寺璃奈の家にて悩んでいることの話をする場面。

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璃奈にとって変わらなかった自分ではきっと誰とも繋がることが出来ないと不安が膨らんでしまった。

変わらない表情一つではスクールアイドルも出来ない、同好会のみんなと一緒にいることも出来ない。

そんな不安が詰まった璃奈の心の叫びのように感じます。


始まれ!

天王寺璃奈の悩みを聴いてみんなが励ます場面。

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誰かが悩んでいる時に言葉をかけてあげられる同好会の関係は【仲間】だと思います。

悩み、落ち込んでいる璃奈にとってそんな仲間の言葉が無ければ前に進むことは出来ずにいたと思います。

「ダメなところも武器に変えるのが一人前のアイドルだよ」

かすみのこの言葉によって変わらない表情だって璃奈ちゃんボードという璃奈のスクールアイドルとしての始まりを作ったきっかけにもなっています。

人間的な璃奈が前を踏み出すこと、スクールアイドルとしての璃奈が一歩目を踏み出すこと。どちらも璃奈の心の中で始まったものになったと思います。


・吹っ切れた想い、前をむいて

天王寺璃奈が初めてのステージを乗り越えた場面。

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璃奈の初めてのステージを超えた瞬間の高揚感を表した疾走感のある曲です。

璃奈にとってライブをしてファンのみんなと繋がったという実感を得たことによって自分のやりたかった誰かと繋がることは間違いはなく、これからもスクールアイドルとしてその想いは変わらず続けていくという決意も表していると思います。

 

○Cパート


・あつまれ!同好会

学園内にて寝てる近江彼方を桜坂しずくが起こす場面。

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練習時間だというのに起きない彼方に対して、練習が始まり集まる時間であることを伝えるための劇伴だと思います。

東雲学院から近江遥が虹ヶ咲学園に来るという、次回へと繋がっていく布石にもなっています。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「ハルカカナタ」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!