劇伴音楽から見る!第13話「みんなの夢を叶える場所 スクールアイドルフェスティバル」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、虹ヶ咲におけるあなたのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第13話「みんなの夢を叶える場所 スクールアイドルフェスティバル」是非お楽しみください!

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○アバン


・夢中になれるもの

高咲侑が同好会のみんなに音楽科への転科を伝える場面。

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これまでスクールアイドルに夢中だった侑にとって音楽をする夢という新しいトキメキに向かうことが『夢中になれるもの』という意味になっていると思います。

だからこそ、この夢を見つけることができたスクールアイドルと叶える夢、スクールアイドルフェスティバルを成功させようと言えるのだと思います。

 

○Aパート


・吹っ切れた想い、前をむいて

スクールアイドルフェスティバルが始まる場面。

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ここまで準備をしてきたスクールアイドルフェスティバルを後は楽しもうというスクールアイドルとファン全員のワクワクが止まらない気持ちを表した劇伴になっていると思います。

 


・虹のふもと

高咲侑がスクールアイドルフェスティバルの成功を自分の夢に向かう自信に繋げたいと上原歩夢に伝える場面。

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せつ菜のステージを見てスクールアイドルと出会い、侑がやりたいスクールアイドルと叶えるスクールアイドルフェスティバルの夢へと繋がった高咲侑とスクールアイドルの物語は虹の始まりと終わりを意味していると思います。

だから、このスクールアイドルフェスティバルは高咲侑のスクールアイドルのために叶えたい夢になっていて、次に叶えたい音楽という夢に走っていきたい。そんな侑の心情を伝えたいのだと思います。

 


・始まれ!

スクールアイドルフェスティバルの様子を高咲侑が見る場面。

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スクールアイドルフェスティバルを見た侑にとって「最高!」と言えることは、成功を感じた瞬間だと思います。

この成功が夢の始まりへと繋がっていけることを確信し、その喜びの気持ちをこの劇伴は表していると思います。

 


・自分をさらけ出せ

スクールアイドルフェスティバルの中、天気が悪くなり雨が降る場面。

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先程まで、自分の夢へと突き進んでいけると思っていた侑の人間らしさが出た部分です。

夢という次のトキメキへ進む勇気をスクールアイドルに貰ったけれども、雨が降って失敗する未来への不安から出た言葉が「どうしよう」なのです。

夢に向かうだけのことを考えられないのは高咲侑の性格でもある紛れもない【自分】の姿を引き出すための劇伴なのだと思います。

 

○Bパート


・雨上がり、差す光

雨が上がり、最後のステージへと走りだす場面。

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雨が上がる様子が描かれるため、状況を表す劇伴としても使われています。

ですが、侑の心には失敗してしまったという夢への雨がずっと降り続けていました。

そんな中、侑を救ってくれたのはスクールアイドルフェスティバルを作り上げた学校のみんなとまだ見たいと言ってくれるファンと終わりじゃないって諦めず走ったスクールアイドルなのです。

その想いが最後のステージを作ってくれた。

【スクールアイドルフェスティバルはみんなの夢を叶える場所】

侑の夢を叶える場所でもある、この最後のステージこそが差した光を表しているのです。

 


・「大好き!!!」

最後のステージで同好会のみんなが【あなた】に伝える場面。

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スクールアイドルフェスティバルが開催できたのはスクールアイドルにとって【あなた】がいてくれたことです。

それは侑だけではなく、一緒にステージ作りをしたファンも、ステージを見てくれたお客さんも、この物語を見ている私たちもです。

ここの『「大好き!!!」』には画面の中だけじゃなく次元を超えて伝えられる同好会のみんなからの想いがこもっています。

そんな【あなた】に伝える気持ちの劇伴なのだと思います。

 


・トキメキへ!

スクールアイドルフェスティバルへのメールが来て、高咲侑が転科試験会場へと向かう場面。

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同好会にとって、反響が大きかったスクールアイドルフェスティバルの第2回の開催という次のトキメキへと進むもの。

侑にとって音楽の道へ進む気持ちのトキメキ。

まだどんな未来になるか分からない夢へ進んでいく気持ちを表してくれているのがこの劇伴にこもっているのだと思います。

そして、今は2期に向けてこの気持ちも『トキメキへ!』を表していると思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第13話「みんなの夢を叶える場所 スクールアイドルフェスティバル」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また2期でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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劇伴音楽から見る!第12話 「花ひらく想い」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、卵焼きに浸すマヨネーズのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第12話「花ひらく想い」是非お楽しみください!

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○アバン


・自分をさらけ出せ

上原歩夢と高咲侑が一緒に登校をする場面。

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前夜に話した歩夢の本音を忘れてほしいと言うのだが、楽曲の面白い使われ方をされています。

それは『自分をさらけ出せ』の原曲の使用部分が真ん中だけ抜かれているのです。

この楽曲編集をすることによって歩夢の【昨日話したことは忘れて欲しい】ということを伝えたいのだと思います。

本心を話すと侑に嫌な思いをさせてしまうことがだという部分は第8話のしずくと少し近いようにも感じますね。

 

○Aパート


・かわいいかな?

東雲学院と藤黄学園がスクールアイドルフェスティバルの参加を表明する場面。

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ここではスクールアイドルフェスティバルの会場がたくさんあり、ファンもスクールアイドルも楽しいことをやるワクワクな雰囲気を表していると思います。

 


・ミッション!

スクールアイドルフェスティバルに向けて各部活が同好会を訪れる場面。 

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スクールアイドルもファンもステージに向けて準備を行うところでもあるため、やりたいことをするという意味で使われていると思います。

 


・届かぬ想い

上原歩夢が学園の庭にて想いをかけめぐらせている場面。

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ファンのみんなに支えられていることの嬉しさ、侑の頑張っている姿の嬉しさを感じていることに対して侑と一緒に夢が見られないということに不安を募らせています。

どちらも大切な本心でわかっているからこそ、スクールアイドルとして前を向けない自分の想いが自分に届かないんですよね。

そして、侑は夢に向かって前に進むために歩夢と話をしようと決心しますがその想いも一緒に夢が見られない気持ちの前では歩夢に届かないのです。

歩夢が自分の気持ちをわかっているからこそ、譲れない想いがあって素直になれないことの辛さに胸が苦しくなります。

 


・朝陽

同好会のメンバーがスクールアイドルフェスティバルの準備をする場面。 

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同好会のメンバーがスクールアイドルフェスティバルに向けてステージ作りをするのですが、朝の描写も無いです。

これは歩夢の気持ちにはまだ雲がかかったままであり、晴れていないという気持ちの差を表しているように思います。

 


・夜の帳の中で

上原歩夢が自室のベッドにて悩む場面。

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先程の同好会メンバーの気持ちの『朝陽』との違いとして歩夢の心情として使われています。

外の景色としては朝なのに、『夜の帳の中で』が使用されるのは歩夢だけはまだ気持ちが遠いままだからなのです。

【雲の上はいつも晴れ】ですが、【雲の下は暗いまま】というのがこの時の歩夢の気持ちであり、晴れなければずっと閉じこもってしまうままになります。

 

○Bパート


・夕凪に吹かれて

スクールアイドルフェスティバルも残り2日となり、同好会メンバーがステージの準備に向かう場面。

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ここまで歩夢の気持ちはモヤモヤしたままになっており、スクールアイドルフェスティバルまでの時間だけが近づいています。

ステージ作りをやらなくてはいけないこと、それでもまだ気持ちが追いついていないこと。

この想いの狭間に歩夢は立ち塞がっているという意味で使用されていると思います。

 


・雨上がり、差す光

上原歩夢に優木せつ菜が自分の気持ちを伝える場面。

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歩夢の中で侑だけじゃなく、ファンのみんなののことも大切な存在だとせつ菜に伝えます。

侑との心の距離が離れていってることの事実もわかっているけれど、素直になれない自分にどうしようもなく感じています。

その気持ちが歩夢にとっては雲となり雨となっています。

この場面では雨も降っていませんから、劇伴タイトルの雨は歩夢の気持ちです。

そしてその雨を晴らす言葉をせつ菜はかけます。

「始まったのなら、貫くのみです!」

自分の大好きを我慢していた同好会に戻る前のせつ菜にとってそれを解き放ってくれた光になったのは侑の言葉でした。

ここでは光の差す描写もありませんが、第3話にてせつ菜の気持ちが晴れた時に光が差された描写が存在します。

あの時、侑がせつ菜に伝えた大好きを今度はせつ菜を通して歩夢に我慢をしちゃいけないということを伝えて走りだすことができることがこの劇伴の意味だと思います。

 


・ライバル、だけど、仲間

高咲侑とファンのみんなで作ったステージを上原歩夢が見る場面。

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ファンにとって侑は幼なじみという【あなた】としてライバルの様な関係でもあります。

歩夢のことを支える侑もファンのみんなも支える上では仲間であり、ライバルである。そんな歩夢のことを思っている関係だからこそこのステージを作り上げることができたのだと思います。

ファンの出せる答えは【愛】を伝えることですし、侑の出せる答えは【変わらぬ想い】を伝えることなのは、【あなた】同士でも歩夢に伝えることの違いを感じますね。

歩夢にとっては侑もファンもどっちも大切な存在の【あなた】に対してこの劇伴は表しているようにおもいます。

 


・「大好き!!!」

上原歩夢と高咲侑が家の前でお互いの夢を話し合う場面。

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侑と歩夢がここでお互いの夢について語り合える瞬間です。

侑は音楽をする夢を、歩夢はスクールアイドルとしてのこれからに向けての想いを伝えることができました。

ずっと胸にあった想いを口にすること、今まで一緒に来られたことへの気持ちを伝えることこそが『「大好き!!!」』の意味なのだと思います。

その想いを聴いたことで二人はそれぞれの道へと歩き進むことができるのですから。

 


・想い、花ひらく時

上原歩夢のステージを高咲侑が見た後の場面。

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このステージを歩夢はやれたからこそ、侑に伝えられること。

このステージを侑は見れたからこそ、歩夢に伝えられること。

それは夢は違っても想いはずっと繋がっていることを意味する「「これからもよろしくね」」なのです。

そう二人が思えるようになれたことを意味する劇伴となっていると思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第12話「花ひらく想い」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「みんなの夢を叶える場所 スクールアイドルフェスティバル」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

劇伴音楽から見る!第11話 「みんなの夢、私の夢」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、トンカツにつけるカラシのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第11話「みんなの夢、私の夢」是非お楽しみください!

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○アバン


・How…

高咲侑と中須かすみがスクールアイドルフェスティバルの承認を貰うために生徒会室を訪れる場面。

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生徒会に承認を貰うためには【どうやったら】通るのか?という企画としてまだ途中段階ということを表しています。

この時に指摘された開催地はスクールアイドルフェスティバルが自由なお祭りとして重要な部分となっているので明確に考えなければならないところでした。

 

○Aパート


・ウキウキワクワクスクールライフ

生徒会に承認が貰えず、同好会で相談をする場面。

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ここでの曲は雰囲気としての面が強いと思います。

スクールアイドルフェスティバルに向けて色々と詰めなければならないのでその会場準備を考える時間も楽しいことをやるためにはワクワクすると考えることもできますね。

 


・かわいいかな?

スクールアイドルフェスティバルの会場を探しに行く場面。

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ステージの上でテンションが上がる愛や、眠くなる彼方など個性がバラバラでそのパフォーマンスもかわいいという意味もあったり、旧同好会としてダイバーシティ大階段に立ちたかったというかすみの願望が表に出るところもかすみらしさのあるかわいさがあります。

 


・ミッション!

虹ヶ咲が東雲、藤黄にスクールアイドルフェスティバルへの参加をお願いする場面。

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他校のスクールアイドルが参加しなくては、虹ヶ咲だけじゃないお祭りみたいなライブにはならないのでお願いをすること自体が同好会にとっての『ミッション!』となっています。

やりたいことの経緯を話したからこそ、このお願いは前向きに考えてもらえるものとなりました。

 


・かわいさ無敵級

会場を決めるための秘策、かすみんボックスを見せる場面。

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会場を決めるためのかすみのとっておきの秘策であるかすみんボックスのアイディアはかすみらしいかわいいものですね。

ですが、一枚も会場についての要望は入っておらず上手くいかないのもかすみのかわいさです。

そんなかすみとかすみんボックスのかわいさの意味を表す劇伴だと思います。

 


・手を取り合って

部室にいる天王寺璃奈の元へ同級生が訪れる場面。

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同好会をイメージしたクッキーを焼いたから持ってくる。

それは同好会のそれぞれがやりたいことと似ているものであり、スクールアイドルだけじゃなくてファンもやりたいことをやっているのです。

スクールアイドルフェスティバルではスクールアイドルだけではなく、ファンも楽しめるお祭りになることに意味もあります。

どちらもやりたいことをやって楽しむお祭りになっていることこそスクールアイドルフェスティバルを完成させるために手を取り合った関係であると思います。

 


・ちぐはぐ

スクールアイドルフェスティバルの準備で遅くなる高咲侑を上原歩夢が待つ場面。

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一緒に夢を見てくれるって約束をした侑が遠い存在になっていること。

歩夢にとって侑と一緒にいられない時間はもどかしく、切ないものになっています。

ずっと傍にいて欲しいという感情とそんなことを侑には言えないという気持ちが歩夢の中で交差しているというそんな心情を表しているものになっています。

歩夢の一緒にいたい気持ちと侑のみんなでスクールアイドルフェスティバルを叶えたいという気持ちのすれ違いも表す劇伴でもあります。

 

○Bパート


・朝陽

生徒会にスクールアイドルフェスティバルの申請書を再び出しにいく場面。

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クチコミで広がったスクールアイドルフェスティバルはまさしく【日の目を見る】状態になったということです。

パンパンになったかすみんボックスの中には同好会に対する色んな想いが入っていました。

学園内の様々な部活動から手伝いたい、みんなでスクールアイドルフェスティバルを完成させたいという想いが詰まってました。

その言葉によってスクールアイドルフェスティバルのやりたいことの明瞭化がなされ、新しい朝を迎えたようにも感じますね。

 


・吹っ切れた想い、前をむいて

生徒会に申請書が通り同好会メンバーが喜ぶ場面。

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生徒会の承認を受けてスクールアイドルフェスティバルに向けて取りかかることができるという意味があると思います。

ステージを完成させ、そこに向かって突き進むのみ。という申請が叶ったからこそ起こる高揚感を表しているものになっています。

また、生徒会副会長もスクールアイドルを知りせつ菜のファンとしての想いをまっすぐに話す様子も表しているのかもしれませんね。

 


・夜の帳の中で

上原歩夢と優木せつ菜が飲み物を買いに行く場面。

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申請が通ったことを喜ぶ同好会メンバーの中でそれとは違う気持ちがよぎる歩夢の心情を表していると思います。

晴れやかな気持ちになれないのは侑が離れていくことへの不安があるからこそです。

そんな中でせつ菜から侑がピアノをしていることをはじめて聴きます。

何でも知っているはずの幼なじみの知らない部分ができたことは歩夢にとって侑の存在に雲がかかったのだと思います。

 


・自分をさらけ出せ

上原歩夢が高咲侑の部屋を訪れ夢について話そうとする場面。

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侑の部屋にはせつ菜から聞いた話通りにキーボードが置いてありました。

信じられなかった話は現実のものになっており、歩夢は侑との気持ちが離れてしまったのだと思ったのです。

そして、侑の夢を歩夢ではなくせつ菜に話していたことはなんでも話せる優先順位はせつ菜の方が上だと思ったのです。

「せつ菜ちゃんの方が大事なの?」という言葉は歩夢の本音です。

「違うよ」と返す侑の言葉の安心感とうらはらに夢について語りだします。

夢を一緒に見てくれるといってくれた侑はいなくなってしまったことの辛さに耐えられず、本音をさらけ出します。この劇伴はそんな歩夢の本心を表すなのだと思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第11話「みんなの夢、私の夢」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「花ひらく想い」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

劇伴音楽から見る!第10話「夏、はじまる」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより) 

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、唐揚げにかけるレモンのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第10話「夏、はじまる」是非お楽しみください!

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○アバン


・かわいさ無敵級

中須かすみがテストで22点を取った場面。

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テストで22点を取ったかすみ、それをからかうしずくの様子はどちらもかわいいという意味だと思います。

22点という悪い点を取ったギャグシーンという側面でも雰囲気として使用されている。

 

○Aパート


・サガシモノ

合宿所が学園内ということを言われる場面。

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ここでも合宿所が学校であるというオチについてのコミカルな様子として劇伴が使われているのだと思います。

合宿を通して、同好会が成長するための何かが見つかるかもしれないという意味もあると思います。

 


・ミッション!

合宿にて料理を作り食べる場面。

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ここも雰囲気という意味で活発な印象のある使用されていると思われる。

面白いポイントとしては、せつ菜の独創的な料理を食べなければならないという『ミッション!』が同好会にされているのである。

 


・かすみんです!!!

中須かすみと天王寺璃奈がデザートを振る舞う場面。

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かすみと璃奈が作ったデザートは見た目もかわいく美味しいという作った二人を象徴する意味として劇伴が使用されていると思う。

 


・夢中になれるもの

今後のライブにて同好会メンバーがそれぞれのやりたいことを話す場面。

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ここで話しているメンバーのやりたいことはどれもスクールアイドルフェスティバルでそれぞれのステージで叶えたことになっている。

それぞれにやりたいことがあるからこそ、ソロアイドルとして叶えたい夢は一人一人違って『夢中になれるもの』の形は自分の思うやりたいことに繋がっていることを意味していると思います。

 


・やさしさをあなたに

高咲侑と上原歩夢が皿洗いをする場面。

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侑と歩夢が幼なじみトークをするところだが、今まで二人が共に歩いてきたからこそ優しさをお互いに共有しあってきたという話である。

今も二人が笑い合えることは崩れることなく手を取りあった仲の良い幼なじみの関係から生まれるものでもあります。

 


・アヤシイ人影

1年生が仮装をして宮下愛を脅かす場面。

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こっそりと仮装を企てる1年生の怪しい動きについて表す劇伴。

愛に対して脅かすも失敗してしまうので、怖いというよりも面白い。

曲としてもコミカルな感じで雰囲気が出ている。

 


・想い、花ひらく時

音楽室にて高咲侑と優木せつ菜が救われた時の話をする場面。

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ここで生まれた想いは侑の音楽をやってみたいという気持ちです。

せつ菜の『CHASE!』を聴いて、好きな曲を音楽室で弾くようになり、それが侑の夢になっていました。

この時点ではまだ漠然としたものでもある侑の夢のきっかけとなった瞬間にもなっています。

 


・謎めいて、コソ泥

1年生と3年生の悪ふざけが優木せつ菜にバレる場面。

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せつ菜に遊んでいる所を見つかり怒られてしまうも尚、イタズラをしようとコソコソするかすみの姿を表している劇伴だと思います。

 


・夕陽

せつ菜スカーレットストームを浴びる中須かすみを見て同好会メンバーが寝ようと決める場面。

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今日の疲れを癒して寝ようという、夜を表すための劇伴だと思います。

 

○Bパート


・朝陽

同好会メンバーがランニングをする場面。

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Aパート最後の『夕陽』に対して『朝陽』を流すことで夜が明けた時間経過を意味する劇伴となっている。

『朝陽』を浴びながら走ることの爽快感を曲としても表している。

 


・始まれ!

高咲侑が部室にてダイバーフェスの動画を見て感じた想いを振り返る場面。

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果林の立つダイバーフェスのステージを見た侑の心の中には「歓声の中でステージも客席もスクールアイドルを思うみんなの心が一つになるような」ライブがしたいという気持ちがありました。

スクールアイドルフェスティバルのきっかけとなったその想いを侑が振り返ることによってますます楽しめるライブがしたいという気持ちが強まった場面でもあります。

 


・潮風のリズム

同好会のみんながプールで遊ぶ場面。

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練習を忘れてプールで思いっきり楽しんでいる様子を表していると思います。

ただひたすらに楽しいというメンバーの気持ちの高揚感を楽曲で表現されているように感じます。

 


・わたしとスクールアイドル

高咲侑と上原歩夢が同好会に入るきっかけの話をする場面。

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侑にとってのスクールアイドルとの向き合い方は歩夢の出した勇気によって始まって、同好会に入りメンバー全員と分かちあってきた時間の全てが今の侑がある。

そして、侑の中に生まれたスクールアイドルとファンの垣根を越えるライブをしたいという気持ち、それこそが侑にとってのスクールアイドルとの向き合い方だと思います。

侑にとっての『わたしとスクールアイドル』とは侑が受け取ったものを今度はまた誰かに共有していくことの連鎖が叶えたい夢になっているのが好きなところです。

 


・トキメキへ!

同好会メンバーと花火を見て高咲侑がスクールアイドルフェスティバルをやりたいと言う場面。

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ここで初めてスクールアイドルフェスティバルという言葉が出てくることによって、やりたいことの明瞭化がされ、その目標に走り出すことができる。

まだ始まったばかりのスクールアイドルフェスティバルという夢に同好会全員が叶えたいと思うことこそが【トキメキ】なんだと思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第10話「夏、はじまる」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「みんなの夢、私の夢」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

劇伴音楽から見る!第9話 「仲間でライバル」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、お寿司につけるわさびのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第9話「仲間でライバル」是非お楽しみください!

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○アバン


・仲間でライバル

冒頭、朝香果林がサインを求められる場面。

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第9話タイトルを一番始めの劇伴として持ってくることによってこの話の軸となることを伝えている劇伴。

果林にとっての同好会としてのあり方は『仲間でライバル』という関係だから。

同好会の人気が上がってきている今こそ、次のステップへと進んでいくために必要な要素もこの話数の『仲間でライバル』というものでもある。

 


・スクールアイドルとは

中須かすみがパンダと一緒に撮った写真を同好会メンバーに見せる場面。

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ここでは人気が出てソロアイドルとして成長したことについて話をしています。ですが、同好会としてのライブはまだ成し遂げていません。

同好会全員のライブをすることによって更に成長する幅が広がる新たな【スクールアイドル】としての意味みたいな形で使用されていると思います。

 


・自分をさらけ出せ

近江遥と綾小路姫乃が虹ヶ咲学園を訪れる場面。

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藤黄学園から来た姫乃、ダイバーフェスへの誘いという名目で来ているのだが、この時点で明かされてないこととして姫乃は果林のファンである。

ここでの『自分をさらけ出せ』はファンとしてではなくスクールアイドルとして虹ヶ咲を訪れた姫乃にとって『自分をさらけ出せ』ないという面白い使われ方をされている。

 

○Aパート


・隠れた本心

綾小路姫乃から誘われたダイバーフェスの概要について聴く場面。

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アバンの『自分をさらけ出せ』同様、姫乃にとって果林ファンという姿を隠したものになっています。

また、ここでは果林にとっての同好会への【ライバル】だからこそ競い合えると想いも本心として使用されている場面にもなっています。

 


・胸をよぎる不安

ダイバーフェスに誰が出るかを決める場面。

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グループではなくソロアイドルだからこそ生まれる、ダイバーフェスへ誰が出るかという問題。

同好会全体では代表者が出ることを決めたら、旧同好会が分裂した時のような衝突が起こるのではないかという恐怖に駆られます。それだけ同好会は【仲間】としての輪が強固となったという証でもあります。

しかし、果林にとっては誰か出るかを決めないで妥協した案のまま出場することに同好会としての成長が止まってしまう。

果林の思う同好会の未来への不安に対してもこの劇伴は使用されているのだと思います。

 


・伝える相手はだれなのかしら?

朝香果林がダンススクールを探し、迷子になっている場面。

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果林は虹ヶ咲のスクールアイドルとして本気だからこそしっかりと代表者を決めるべきだと強く言った。

その裏側にはライバルとして認めているからこそという本心があるが、それはまだ言えずにいるという場面でもある。

画面の中の果林はダンススクールを探す物理的な迷子になっているが、まだ言えていない同好会メンバーを探しているということも表現されている。

 


・かわいいかな?

ゲーマーズ前にて朝香果林が高咲侑一同に見つかる場面。

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ここでの『かわいいかな?』という点は曲が流れている一番最後に果林が迷子だということを知られる部分にある。

エマ以外には知られていなかった大人な印象のある果林のかわいい部分が見つかったという意味で使用されている。

 


・わたしとスクールアイドル

朝香果林がダイバーフェスへ出ることに強く言ってしまった理由を話す場面。

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果林にとってのスクールアイドル活動とは仲間として楽しむこと以上に競い合っているライバルだからこそ本気で挑みたいというものです。

ライバルという関係は実力を認めているからこそ初めて成立するものです。

本気でやっているスクールアイドルだからこそ負けられない、それが果林の思う同好会メンバーへの想いだったのです。

ここで使用されている『わたしとスクールアイドル』とは果林の思っているスクールアイドルとしての理想がライバル関係である、それが果林にとって大切なスクールアイドルとしての向き合い方を不器用ながらに伝える場面なのです。

 

○Bパート

・夕凪に吹かれて

ダイバーフェス当日となり、同好会メンバーがフェスに出たかったと言っている場面。

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衝突することを恐れ、遠慮し合っていた同好会メンバーだったが内心は出たかったという想いが溢れていた。

かすみの「やっぱりかすみんも出たかったですぅ!」という言葉は自分はステージには出られないことへの悔しさであり勝ち負けのあるライバルだからこそ出た言葉になっている。

仲間だからこそ遠慮し合っていた想いもライバルだからこそ悔しがる想いも両方が同好会メンバーにあったことを表す劇伴となっていると思います。

 


・夜の帳の中で

朝香果林と綾小路姫乃がダイバーフェスのステージ裏で話をする場面。

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【夜の中で】という意味の慣用句だが、昼間の話なのでこれは心情描写として使用されている。

姫乃や遥にとってはグループとして出場するため、隣に信頼できる仲間がいる中でステージに立つ。

果林の場合、ソロとして出場すること。虹ヶ咲を代表して一人で立つことのプレッシャーをギリギリで感じ取る場面になっている。

また、帳というものが覆いかぶされた布という意味なので【舞台裏】での話ということも意味しているのかもしれない。

 


・ライバル、だけど、仲間

一人で立つことの恐怖を感じた果林に同好会メンバーが言葉をかける場面。

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ライバルという関係だからこそ一人で立つことを決めたのだが、それは決して孤独という訳では無い。

仲間だからこそ一人でステージに立つ果林のことを支え合っている、背中を押してもらえる存在でもある。

『ライバル、だけど、仲間』は一人でステージに立つ時にも支え合える、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の関係を表しています。

 


ここで流れている『ライバル、だけど、仲間』は原曲と少し違います。

ドラムのキックが無いものになっていて、全体的に優しい雰囲気になっているのは果林に声をかける同好会の【仲間】の優しさを表しているように感じます。

 


・トキメキへ! 

朝香果林がステージへと走り抜けていく場面。

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みんなの想いを受けて果林がステージへと走り抜けていく疾走感を表す劇伴となっています。

侑にとっては果林のステージはまだ見ぬものにもなっているため『トキメキへ!』というものは侑の心のワクワクを表しているものにもなっている。

 


・色とりどりの虹(メインテーマ)

果林の立つダイバーフェスのステージ高咲侑が見た後の場面。

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ダイバーフェスのステージを見て侑も楽しんでいたが、周りのお客さんも楽しんでいる姿を見た侑の目に映るやりたいこと。

それが後にスクールアイドルフェスティバルという形になる。

この解釈については以前記事にまとめたので読んでいただけると嬉しいです。

 

○Cパート


・あつまれ!同好会

ダイバーフェス以降、今後のやりたいことについて同好会メンバーが話す場面。

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ダイバーフェスという大きな舞台に立ったがまだやれていないこと【私たちのライブ】が待っていることを表しているのだと思います。

また、次回の合宿を行うという意味でも同好会が集まり切磋琢磨するという意味でも使用されていると思う。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第9話「仲間でライバル」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「夏、はじまる」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

劇伴音楽から見る!第8話「しずく、モノクローム」

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、坦々麺にかける山椒のような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第8話「しずく、モノクローム」是非お楽しみください!

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○アバン

 

・私と私 〜1〜

桜坂しずくの心情の中で演劇をする場面。

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しずくの心の中の描写だとするならば、本当の自分とはなんなのか?という自問自答としての劇伴だと思う。

演劇的な要素では物語の始まりであり【起】が連想される。

 

・はれ模様

同好会のメンバーがインタビューを受ける場面。

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合同演劇祭の主役として抜擢されているしずくにとってこの時点では晴れ晴れとした気持ちを表す劇伴だと思います。

後の降板を考えるとこの時の晴れやかな気持ちが心情が読み取れないしずくの気持ちなのかもしれませんね。

 

○Aパート


・トキメキを求めて

同好会のメンバーがインタビューの校内新聞が発行されたことを喜ぶ場面。

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【トキメキ】という要素は侑の気持ちを表しており、初めてのインタビューという同好会活動が形となった校内新聞へのワクワクした気持ちがあると思います。

また、合同演劇祭でしずくが主役になったことによって演劇部のしずくを見られるワクワクとした気持ちも表していると思います。

 


・私と私 〜2〜

桜坂しずくの心情の中で演劇をする場面。

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しずくにとって本当の自分をさらけ出すことができないのは昔から変な子だと思われたくない表に出せない気持ちだった。

自分をさらけ出すという悩みに対して過去からしてきたことが原因としてさらけ出すことが出来ないという理由が発展話でもある。

演劇的な要素で盛り上がりのある【承】 が連想される。

 


・ミッション!

悩んでいる桜坂しずくの手を中須かすみと天王寺璃奈が引き遊びに連れ出す場面。 

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ここではかすみと璃奈にとってのミッションは悩んでいるしずくの気を晴らしてあげたいというものだと思います。

自分をさらけ出せないという悩みに直接答えが出せるものではないが、しずくのことを思って遊びに行こうと決断する二人のアプローチこそがやりたいことなのだと思います。


・それぞれの想い

桜坂しずくが昔の映画が好きだと言うことを話す場面。

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しずくにとって好きな昔の映画や演劇がずっと好きなものであること。これは今も演劇をしているしずくの大切なことです。

けれどその好きをからかわれたり変だと思われることの恐怖によってしずくの本心を隠してしまいました。

言ってしまえば自分をさらけ出せない原因はずっと好きだった演劇に対しての自分の作った気持ちになっているのです。

そんな生き方をしていたしずくは作り物かもしれないけれど、それもしずくの顔だということを璃奈は分かりました。

作り上げてしまったしずくの性格も本当の奥底にある性格のどちらも演劇が大好きで生きてきた【桜坂しずく】そのものだからこそしずくの中に生まれた二つの想いが混ざりあって胸が苦しくなってしまいますね。

 


・私と私 〜3〜

桜坂しずくの心情の中で演劇をする場面

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璃奈とかすみの言葉を受けて自分をさらけ出すことの怖さが勝ったしずく。

心の中では本当の自分を受け入れなければと分かっていても表に出せないしずくの心情が明らかになっています。

黒しずくの言う「本当の自分を受け入れて」という言葉は答えの提示でもあるがそれでも向き合えないしずくの気持ちが表されてますね。

演劇的な要素では物語の佳境にさしかかる【転】が連想される。

 

○Bパート


・あなたと私と私たちの夢

桜坂しずくの様子に違和感を覚えるもまだ何も出来てない中須かすみと天王寺璃奈の場面。

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虹ヶ咲における【あなた】という存在は手を取り隣にいる存在であり、解答を導く為の助言者だと思います。

アニメ内では高咲侑がその存在として描かれているのですが、この第8話では侑が直接絡む描写は描かれていません。

では第8話でしずくの手を取ってくれた存在は誰か、もちろんそれは【中須かすみ】です。

悩みを一緒に考えた璃奈は本心を隠してしまうしずくのことは分かってあげられる、そういう意味では璃奈も【あなた】です。

今回の場合は自分をさらけ出せないという悩みを解決できるのはかすみしかいない。

それは璃奈にとって友達と繋がりたいという想いに手を引っ張ってくれた愛の存在が【あなた】だったからです。

だから璃奈はしずくの欲しい答えを導ける【あなた】の存在はかすみしかいないと言って送り出したのです。

 

・自分をさらけ出せ

自分をさらけ出せない桜坂しずくへ中須かすみが肯定をする場面。

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第8話のテーマでもある『自分をさらけ出せ』演劇の主役も降ろされ、しずく自身もこれまでの生き方を考えることとなったお話です。

かすみが【あなた】としてしずくに言える言葉は「私としず子の仲でしょ」です。

この仲というのは旧同好会から毎日一緒に過ごしてきた親友だからこそ話せることがあるとかすみは思ったからこそ出た言葉です。

それくらいかすみの中ではしずくは親しく近い存在だったのです。

そうして、合同演劇祭の主役は自分をさらけ出す役柄だと言うことも昔から演劇が好きなことも好きなことを知られて変な子だと思われることが怖いことも全て打ち明かします。

自分をさらけ出すということはしずくにとって何よりも難しいことであり、それが求められるのであればスクールアイドルも演劇もどちらも出来ないとまで言えてしまうほどです。

逆にかすみにとっては日常もステージの上も常に本当の自分を見せているからこそしずくに答えが出せるのだと思います。

かすみにとっての自分をさらけ出した先にある答えは【かわいい】と言ってもらうことでもあり、普段のかすみと変わらないのです。

からしずくにもしずくなりに自分をさらけ出して見てと言えるのです。

もしそれで好きじゃないと言われても中須かすみは桜坂しずくのことを肯定してあげるというのが二人の関係なのです。

桜坂しずくにとって好きだと言ってくれる中須かすみがいることによって自分をさらけ出してもいいと思えるようになったのだと思います。

これはソロアイドルだからこそ、それぞれに解答が出るという虹ヶ咲としての要素がかなり詰まっているとも思います。

 


・朝陽

同好会のメンバーが合同演劇祭を見に来る場面。

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アバンで流れた『はれ模様』はあくまで晴れるという兆しだったことに対して、自分をさらけ出した先に掴んだしずくの爽やかで晴れやかな心を表しているように感じます。

 


・私と私 〜1〜

演劇本編における【起】の部分として使用される場面。

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・私と私 〜2〜

演劇本編における【承】の部分として使用される場面。

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・私と私 〜3〜

演劇本編における【転】の部分として使用される場面。

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・私と私 〜4〜

演劇本編における【結】の部分として使用される場面。

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2回ずつ流れた『私と私 〜1〜、〜2〜、〜3〜』に対する解答になっています。

隠してしまう自分も本当の私を受け入れることを決意したしずくの心の中と演劇がリンクした部分です。

 


・Look at me.

ステージを終えた桜坂しずくがインタビューを受ける場面。

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しずくにとって自分をさらけ出すステージが出来たからこそ、人間として演者としてスクールアイドルとして言えたこの第8話を通してしずくの答えになっている劇伴だと思います。

 

○Cパート


・胸をよぎる不安

合同演劇祭を見た綾小路姫乃と紫藤美咲が虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会へと興味を示す場面。

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第9話へと続く話しになっており、何かを企てる顔をするのだが藤黄学園には不安という要素は無く、ライバルとして乗り越えなくては行けない虹ヶ咲としての不安をここで表しています。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第8話「しずく、モノクローム」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「仲間でライバル」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

劇伴音楽から見る!第7話「ハルカカナタ」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、ウインナーにかけるケチャップのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第7話「ハルカカナタ」是非お楽しみください!

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○アバン


・やさしさをあなたに

近江彼方がアルバイトしていたり家での家事の様子が映し出される場面。

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この場面での彼方にとってやさしさを向ける相手は妹である遥です。

日々の家事もアルバイトも休むことなく続けられているのは遥というかわいい妹の存在があるからこそです。

彼方のそんな優しい姉の姿を見せてくれる心が温かくなる劇伴です。

 

○Aパート


・夢中になれるもの

近江遥が虹ヶ咲学園を訪れる場面。

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ここでの心情は侑のものだと思います。

虹ヶ咲以外のスクールアイドルと出会えた気持ちの高鳴りを表していると思います。

侑は虹ヶ咲学園のスクールアイドルだけでなく全員のスクールアイドルのことが大好きな【あなた】としての側面を見せてくれる劇伴だと思います。


・サガシモノ

学園に訪れた近江遥に対して中須かすみが敵意を見せる場面。 

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かすみだけが敵意を見せており、他のメンバーは特に思っていないこの場面は少しギャグっぽいシーンですよね。

曲的にもそんなギャグシーンの雰囲気を出すものだと思います。

あと、この場面では部長がかすみである事が探し出された場面でもあるためその事を知るための『サガシモノ』かもしれません。


・かわいさ無敵級

中須かすみが近江遥に対して自己紹介をする場面。

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先程までの敵意はどこにいったというほどにあざとかわいい自己紹介をするかすみ。

かすみのかわいさを活かす劇伴にもなっており、かわいいを大切にするスクールアイドルであるかすみを表現する劇伴になっている。

 


・キャッチミー!

近江彼方が同好会の練習を奮闘する場面。

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疾走感の溢れる曲なっており、妹が来ているからこそいつもより頑張る、彼方に添った曲調になっていますね。

頑張る姉の姿を見てて欲しいという彼方の遥への気持ちが『キャッチミー!』というタイトルに繋がっているのかもしれません。


・かわいいかな?

近江遥を同好会のメンバーがおもてなしする場面。

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おもてなしの為に作ったクッキーやコッペパンを見た遥のかわいいと言った言葉通りの劇伴タイトルですね。

また、ゆるゆるとした同好会の日常風景の雰囲気もかわいいものであるということで使われているのだと思います。、


・くもり模様

頑張りすぎている近江彼方の姿を見てスクールアイドを辞めると言う近江遥と衝突する場面。

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スクールアイドルをして夢を追いかけている遥がいるからこそ、彼方は頑張れているということ。

そんな彼方の無理をしている姿を見て遥がスクールアイドルを辞めてしまうことは彼方にとってモチベーションを失うも同然の事です。

特に、自分のせいでスクールアイドルを辞めてしまうという決断は遥にもこんな姉の姿を見て無理をしていると思わせてしまったというものです。

お互いがやりたいことをやって欲しいと思ってしまったが故にやりたいことを諦めてしまうのは姉妹の間に雲がかかったように思います。

遥にとってのスクールアイドルとしての未来もこの場面では雲がかかって閉ざされてしまったという気持ちの描写になっているためこの劇伴は姉妹二人の心情を汲みとり二回流れていると思います。

 

○Bパート


・ちぐはぐ

スクールアイドルを辞める近江遥の決断の後に話したことを近江彼方が思い返す場面。

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彼方と遥がお互いを思うからこそ好きなことをやって欲しいという想いのすれ違いを表している劇伴だと思います。

彼方にとって大好きな遥がスクールアイドルを辞めることは自分のせいだと思うからこそ辞めて欲しくないし、そう思わせてしまった自分の落ち度によって自分も辞めてしまった方がいいという気持ちも生まれてしまった。

遥が決断したことは肯定してあげたいけれど辞めてほしくないという気持ちも、自分がいっその事辞めてしまおうという気持ちと同好会という場所が大切なものであるということも彼方の心の中での『ちぐはぐ』も表していると思います。


・夕凪に吹かれて

近江彼方へ同好会のメンバーが助言をする場面。

夕凪という想いと想いの狭間にいる場面。

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彼方にとって遥への守りたいという想いと遥にとっての彼方への助けたい気持ちってお互いがお互いに思い合ってるからこそ成立するんですよね。

遥はなんでスクールアイドルを辞めると決断したのか、それは彼方にもっと自由になって欲しかったからという彼方が遥へ思っていた想いと近いものです。

遥の真意を知ったからこそ彼方は二人で向き合って生きていこうと言えるのだと分かったシーンだと思います。


・つながった心

近江彼方のパフォーマンスを見て近江遥と話し合いをする場面。

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お互いが思い合っていることを彼方は遥へステージで曲として伝えることによってすれ違った二人の気持ちは繋がることができました。

家族として姉妹としてスクールアイドルとして一緒に生きていこう。お互いに向ける愛情も大切にしていこうよと話し合った答えにたどり着いた劇伴になっていますね。

また、東雲学院スクールアイドル部としても遥が脱退することは避けたかった為彼方の行動は同時に遥と東雲の関係も繋げたものになっています。

 

○Cパート


・自分をさらけ出せ

桜坂しずくが何かを思い、窓の外を見る場面。

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次回の担当でもある桜坂しずくの抱えた悩みがそのまま劇伴タイトルになっていますね。

次回へと続く布石になっているという意味でも流れていると思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第7話「ハルカカナタ」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「しずく、モノクローム」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!