劇伴音楽から見る!第11話 「みんなの夢、私の夢」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは?


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、トンカツにつけるカラシのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第11話「みんなの夢、私の夢」是非お楽しみください!

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○アバン


・How…

高咲侑と中須かすみがスクールアイドルフェスティバルの承認を貰うために生徒会室を訪れる場面。

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生徒会に承認を貰うためには【どうやったら】通るのか?という企画としてまだ途中段階ということを表しています。

この時に指摘された開催地はスクールアイドルフェスティバルが自由なお祭りとして重要な部分となっているので明確に考えなければならないところでした。

 

○Aパート


・ウキウキワクワクスクールライフ

生徒会に承認が貰えず、同好会で相談をする場面。

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ここでの曲は雰囲気としての面が強いと思います。

スクールアイドルフェスティバルに向けて色々と詰めなければならないのでその会場準備を考える時間も楽しいことをやるためにはワクワクすると考えることもできますね。

 


・かわいいかな?

スクールアイドルフェスティバルの会場を探しに行く場面。

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ステージの上でテンションが上がる愛や、眠くなる彼方など個性がバラバラでそのパフォーマンスもかわいいという意味もあったり、旧同好会としてダイバーシティ大階段に立ちたかったというかすみの願望が表に出るところもかすみらしさのあるかわいさがあります。

 


・ミッション!

虹ヶ咲が東雲、藤黄にスクールアイドルフェスティバルへの参加をお願いする場面。

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他校のスクールアイドルが参加しなくては、虹ヶ咲だけじゃないお祭りみたいなライブにはならないのでお願いをすること自体が同好会にとっての『ミッション!』となっています。

やりたいことの経緯を話したからこそ、このお願いは前向きに考えてもらえるものとなりました。

 


・かわいさ無敵級

会場を決めるための秘策、かすみんボックスを見せる場面。

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会場を決めるためのかすみのとっておきの秘策であるかすみんボックスのアイディアはかすみらしいかわいいものですね。

ですが、一枚も会場についての要望は入っておらず上手くいかないのもかすみのかわいさです。

そんなかすみとかすみんボックスのかわいさの意味を表す劇伴だと思います。

 


・手を取り合って

部室にいる天王寺璃奈の元へ同級生が訪れる場面。

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同好会をイメージしたクッキーを焼いたから持ってくる。

それは同好会のそれぞれがやりたいことと似ているものであり、スクールアイドルだけじゃなくてファンもやりたいことをやっているのです。

スクールアイドルフェスティバルではスクールアイドルだけではなく、ファンも楽しめるお祭りになることに意味もあります。

どちらもやりたいことをやって楽しむお祭りになっていることこそスクールアイドルフェスティバルを完成させるために手を取り合った関係であると思います。

 


・ちぐはぐ

スクールアイドルフェスティバルの準備で遅くなる高咲侑を上原歩夢が待つ場面。

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一緒に夢を見てくれるって約束をした侑が遠い存在になっていること。

歩夢にとって侑と一緒にいられない時間はもどかしく、切ないものになっています。

ずっと傍にいて欲しいという感情とそんなことを侑には言えないという気持ちが歩夢の中で交差しているというそんな心情を表しているものになっています。

歩夢の一緒にいたい気持ちと侑のみんなでスクールアイドルフェスティバルを叶えたいという気持ちのすれ違いも表す劇伴でもあります。

 

○Bパート


・朝陽

生徒会にスクールアイドルフェスティバルの申請書を再び出しにいく場面。

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クチコミで広がったスクールアイドルフェスティバルはまさしく【日の目を見る】状態になったということです。

パンパンになったかすみんボックスの中には同好会に対する色んな想いが入っていました。

学園内の様々な部活動から手伝いたい、みんなでスクールアイドルフェスティバルを完成させたいという想いが詰まってました。

その言葉によってスクールアイドルフェスティバルのやりたいことの明瞭化がなされ、新しい朝を迎えたようにも感じますね。

 


・吹っ切れた想い、前をむいて

生徒会に申請書が通り同好会メンバーが喜ぶ場面。

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生徒会の承認を受けてスクールアイドルフェスティバルに向けて取りかかることができるという意味があると思います。

ステージを完成させ、そこに向かって突き進むのみ。という申請が叶ったからこそ起こる高揚感を表しているものになっています。

また、生徒会副会長もスクールアイドルを知りせつ菜のファンとしての想いをまっすぐに話す様子も表しているのかもしれませんね。

 


・夜の帳の中で

上原歩夢と優木せつ菜が飲み物を買いに行く場面。

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申請が通ったことを喜ぶ同好会メンバーの中でそれとは違う気持ちがよぎる歩夢の心情を表していると思います。

晴れやかな気持ちになれないのは侑が離れていくことへの不安があるからこそです。

そんな中でせつ菜から侑がピアノをしていることをはじめて聴きます。

何でも知っているはずの幼なじみの知らない部分ができたことは歩夢にとって侑の存在に雲がかかったのだと思います。

 


・自分をさらけ出せ

上原歩夢が高咲侑の部屋を訪れ夢について話そうとする場面。

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侑の部屋にはせつ菜から聞いた話通りにキーボードが置いてありました。

信じられなかった話は現実のものになっており、歩夢は侑との気持ちが離れてしまったのだと思ったのです。

そして、侑の夢を歩夢ではなくせつ菜に話していたことはなんでも話せる優先順位はせつ菜の方が上だと思ったのです。

「せつ菜ちゃんの方が大事なの?」という言葉は歩夢の本音です。

「違うよ」と返す侑の言葉の安心感とうらはらに夢について語りだします。

夢を一緒に見てくれるといってくれた侑はいなくなってしまったことの辛さに耐えられず、本音をさらけ出します。この劇伴はそんな歩夢の本心を表すなのだと思います。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第11話「みんなの夢、私の夢」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「花ひらく想い」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!