劇伴音楽から見る!第4話「未知なるミチ」

 

こんにちは、ぎぬまです。


今回は虹ヶ咲タグ企画

#明日へ夢を繋ごうについての記事となります。

アニメ虹ヶ咲2期に向けて何を書こうかと考えたましたが、私が一番楽しんだ劇伴音楽の『Sound of TOKIMEKI』の解釈についてお話していこうと思います。

この機会に劇伴音楽の魅力や楽しみ方を知っていただけると嬉しいです!

最後までよろしくお願いします!

 


○劇伴音楽とは


劇伴とは

映画やテレビドラマ、演劇やアニメで流れる伴奏音楽をいう。また、音楽におけるジャンルの一種ともされる。

Wikipediaより)

 

一般的にはBGMと言われる音楽のことです。

しかし、劇伴音楽の意味はBGMだけではなく、キャラクターの心情や情景描写、その場所の雰囲気を表す等の重要な役割があります。

アニメの物語を彩る上で欠かせないもののひとつだと思います。

例えるなら、もんじゃにかけるソースのような存在。


そんな虹ヶ咲学園の劇伴音楽の世界

第4話「未知なるミチ」是非お楽しみください!

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○アバン


・ウキウキワクワクスクールライフ

宮下愛と天王寺璃奈が同好会を訪れる場面。

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せつ菜のステージを見てスクールアイドルをやってみたいという愛と璃奈のワクワクした気持ちを表していると思います。

まだ始まってないスクールアイドルのことを考えるだけで気持ちが高鳴るのは第一話の侑と歩夢と近い気持ちでもあると思います。

 

○Aパート

 

・How…

同好会のメンバーが今後ステージをやるにあたり会議をする場面。

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今回の『How…』は【どうやって】という意味で捉えており、各メンバーが各々に【どうやって】やりたいことをするのかというのは、纏まらない虹ヶ咲らしさがありますね。

この段階ではまだソロ活動をすることは決まっておらず、一つの色にならない同好会の今後の方針も【どうやって】決めていくのかという意味もあるのだと思います。


・あつまれ!同好会

宮下愛と天王寺璃奈が柔軟に参加する場面。

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柔軟も同好会の活動の一つとしてあり、その中で身体の硬い璃奈と身体の柔らかい愛が加わったことによりアドバイスをしてくれるという同好会にとってメンバーが増えたことを意味する劇伴だと思います。

また、果林も既に同好会の一員のような立ち位置にいる存在であり同好会にはいつでも入部できるという意味もあるように感じます。


・スクールアイドルとは

宮下愛と天王寺璃奈がスクールアイドル概論について聴く場面。

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スクールアイドルは「自分の気持ちを表現すること」こと「ファンの人と気持ちを繋げること」こと「わからない」ことも答えであるということ。

どれも正解というのは今の同好会において重要なことであり、自分にしかない答えはソロアイドルをやる上で大切にすることでもある。

そんな虹ヶ咲の方向性を意味する『スクールアイドルとは』どれも正解という意味の劇伴だと思います。


・トキメキを求めて

宮下愛と天王寺璃奈が映像系のブースにてボイストレーニングをする場面。

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自分を我慢しなくなったせつ菜がアニメや好きなものについて語るところで、誰も知らなかったメンバーのせつ菜への探究心の意味があると思います。

楽しいに重きを置く愛のあだ名をつけるという部分も愛にとっての楽しいへの近道なのかもしれないですね。


・夕陽

同好会のメンバーがベンチで飲み物を飲む場面。

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夕陽が落ちていくゆっくりとした時間帯を表す、しっとりと落ち着いた音になっています。

一日の練習が終わり、のんびりとした部活終わりの雰囲気を表していて穏やかな時間を過ごすメンバー達の気持ちに寄り添っているのかもしれませんね。

ここではメンバーそれぞれが今後のスクールアイドル活動に向けて見えない道について悩むそんな一人になって黄昏れたい気持ちを表しているのかもしれません。

情景も夕暮れを表していて、タイトル通りの劇伴となっています。

 

○Bパート


・胸をよぎる不安

正解が無いスクールアイドルという形に悩む宮下愛の場面。

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始めたばかりのスクールアイドルについて愛にとってのスクールアイドルとしての形がまだ見えないという不安を感じるところだと思います。

それは何でもできて理系で答えのあった今までの生活とは全く違うスクールアイドルにしかぶつからない壁になっているからです。

同好会としても道が定まってない中で数日しか経ってない愛と璃奈にとって答えを出すのはかなり難しいですよね。


・朝陽

宮下愛が朝にランニングをする場面。

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朝という一日の始まりを感じさせる爽やかなメロディで眩しく照らしてくれる太陽のような劇伴です。

愛にとってソロアイドルについて考えてまだ答えは出せてないが、朝を迎えて朝陽を浴びて気持ちをリセットさせるような朝陽なのかもしれません。


・悩んだ先に

エマ・ヴェルデが宮下愛に自然なダジャレを披露した場面。

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愛が『悩んだ先に』に見つけた答えは【楽しい】という元から愛が思っていた事だった。

エマからのダジャレを受けて笑い合うというのは、ダジャレのことが大好きな愛にしか分からないことでもあり、自然なダジャレを出せるのもエマしかいなかったと思います。

愛の【楽しい】の感覚は愛にしかない特別な答えでもあり、その悩みはふとしたダジャレで自分の大切なものを見つけられました。

エマにとっても愛がここで見つけた答えによって、自分にとっての悩みが少し見えてきたのかもしれませんね。


・トキメキへ!

宮下愛が太陽を手に掴んで走り出す場面。

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愛のスクールアイドルへの【楽しい】という気持ちから愛のやりたいステージへと走って行くことができる。

今までの愛とは違う、今まで通りの愛が作れるスクールアイドルとしての気持ちを表現している劇伴だと思います。

また、【未知なるミチ】というのはソロアイドルとして初めて形になった愛のステージは同好会としてもまだ知らないこれからの道の提示にもなったと思います。


・色とりどりの虹 EDM ver.

宮下愛のステージを見た同好会のメンバーがそれぞれに感じた想いを話す場面。

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メインテーマのアレンジでもあるこの曲はソロのスクールアイドルとしての道を示した愛のステージを見て同好会のメンバーがやりたいソロのステージをこれから作り上げていこうという想いが曲になっていると思います。

高咲侑の目線ではスクールアイドルもファンも一緒の高さで楽しむステージというのは見たことのない景色だからこそ「みんなのステージも見てみたい 」と言えるのだと思います。

この愛のステージは後のスクールアイドルフェスティバルで【みんなが楽しめるお祭りみたいなライブ】というコンセプトにも繋がっていると思います。

そして、虹ヶ咲としてのコンセプト【仲間でライバル】という意味でも愛のステージを見て燃えるメンバー達の言葉はまさに【ライバル】という関係だと思います。

どうやって同好会として前に進んでいくかという【仲間】の要素が3話まであったのに対して、ソロだからこそ自分にしか出来ないステージを作り上げた愛を見て気持ちが昂る【ライバル】の要素が重なったからこそ色とりどりの虹がかかったのかもしれません。

 


・サガシモノ

宮下愛のダジャレで大笑いをする高咲侑の場面。

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今まで明かされていなかった高咲侑の笑いのツボを見事引き出した愛。

楽しいの共有を絶対的におこなえる侑の存在はある意味愛にとって探してた存在なのかもしれません。

 

○最後に

劇伴音楽から見る第4話「未知なるミチ」いかがだったでしょうか?

もちろんこの楽しみ方だけが正解ではないですが、虹ヶ咲を見てまた新しい発見があれば嬉しいです。

また次回、「今しかできなことを」でお会いしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!