こんにちは、ぎぬまです。
夏も過ぎ去りそうなやわらかい風が伝わりうつりかわりを感じる季節になってきましたね🍂
その涼しさが暑くも熱かった季節までさらってしまいそうでちょっぴりさみしさを感じさせますね…
そんな寂しさを吹き飛ばすような熱風が吹き込む5thライブがいよいよ始まりますね!
TVアニメ2期が終わって2か月半、ライブに向けてそれぞれの想いを抱いているかと思います。今回はバラバラな想いを話し合ってバトンにして繋げようというそんな企画に参加させていただきました。
#君の目が探す虹を
私たちが繋いでいるバトンを是非覗いてみてください👀
昨日はのっぴさんの「象徴表現」というテーマの記事でした。アニメに登場したアイテムについて面白い視点で書かれておりますのでよろしければこちらも是非ご覧ください。
さて、今回私が5thライブに想いを乗せるテーマは「劇伴」です。
TVアニメを彩った新しい音楽達、私が夢中になったものについて考えをお話をできたらと思います。最後までよろしくお願いいたします。
○本題選出
「劇伴」といっても広すぎるので、特に注目していたポイントからひとつに決めました。
ぎぬま「これっていうものは決めてなくて、なんとなく掘り下げたら面白そうなものを3つピックアップして、1つ目は虹ってワードが入っている劇伴の話について。『色とりどりの虹(メインテーマ)』と『虹のふもと」と『虹の架け橋』の共通点で、これがなんなのかって答えは出てない状態です。
2つ目は『トキメキへ!』と『これが私のトキメキ!』 『「大好き!!!」』と『みんな大好き!!!』という何故2期になってアンサーソングのような劇伴があるのか?について。
3つ目は『未来ハーモニー with YOU』とか『NEO SKY,NEO MAP!(ピアノアレンジVer.)』とか未来へと橋を架けようなど楽曲が劇伴になっているものの強みについて。
1つ目と2つ目はまだ答えが出てないものなので、今回は話し合いをして答えを追求したいと思い、2つ目の2期になって1期劇伴のアンサーソングがあるのかの意味について考えたいです。」
と、いうことで今回は2つ目にあげた2期で使用された1期劇伴曲のアンサーのような楽曲使われた意味についてが本題となりました。
のっぴ「なぜアンサーソングがあるのかについては『時間が進んだから』ってなりそう」
ぎぬま「まあそうなんだよね〜」
話し合いの一発目でほぼ回答が出たように思えますが、時間の経過について少し掘り下げてみましょう。
・1期テーマの『トキメキへ!』とは?
TVアニメで最も使用された劇伴でもあり、耳なじみのある楽曲だと思います。
イントロのピアノがワクワクさせる気持ちを表現し、最後まで駆け抜けていくようなアップテンポな曲調です。
ここでは、『トキメキへ!』というタイトルの意味について考えてみます。
直感的な意味として訳すと【トキメキに向かうこと】と読めますね。
ですが、トキメキと言われても何のことなのか明確に言語化されておらずあまりピンときませんね。
では、【トキメキ】とはなにか?高咲侑の心情をもとに使用されたシーンを少し振り返ってみましょう。
1期1話 CHASE!と出会い、高咲侑がトキメキを感じたときに流れていました。
侑「なんだろうこの気持ち、すっごいトキメキ!」
というようにスクールアイドルを初めて見た例えられない衝撃を語っていました。高咲侑の中でこの時生まれた気持ちは夜通しでスクールアイドルの虜にさせるほどのものでした。
侑「夢を追いかける人を応援できたら、私も何かが始まる!そんな気がしたんだけどな」
スクールアイドルの姿を見て感じたトキメキは高咲侑にとって“何かが”始まる予感を表しているようにも捉えられます。
こうして見ると、スクールアイドルはときめいた対象であって高咲侑の中に生まれたトキメキとは別物のように感じますね。
【ときめいた≠トキメキ】
1期10話 高咲侑がDIVER FESを見て感じた想いと、次にやりたいこと(スクールアイドルフェスティバル)について語った後に流れました。
侑「アイドルじゃない私だからできることもあるって、そう思うから。私もそこからなにかを始めたい!」
ここではときめいた対象はDIVER FESで、生まれたトキメキが向かう目標はスクールアイドルフェスティバルです。
スクールアイドルフェスティバルのように何かを始めたい気持ちに1歩踏み出させる原動力というのがトキメキのように感じますね。
1期13話 スクールアイドルフェスティバルを経て、高咲侑が音楽科の転科試験を受ける時に流れました。
スクールアイドルフェスティバルのステージで届けられた勇気にときめいて、トキメキが生まれ音楽をやりたい夢という明確なものに向けて走り出しました。
夢という目標に向かい始めたとしてもその先の未来がどんなものになるかなんて分からないです。それでも、面白そうな未来が待っている予感を感じてピアノの前に立てるこの感情こそがトキメキなのかもしれません。
以上の3つを踏まえると高咲侑から『トキメキへ!』とは、
【自身に芽生えた面白そうな未来が待っている予感に向かうこと】
を表していると思います。
(NEO SKY, NEO MAP! で歌われている内容ですね…2期3話で侑ちゃんがピアノで弾いた理由もここに詰まっている気がします。)
・『これが私のトキメキ!』から分かること
『これが私のトキメキ!』という言葉には自分のトキメキの正体に気づいたという要素が含まれていると思います。こちらも使われたシーンを振り返ってみましょう。
2期8話において同好会で夢を叶えることについて悩む高咲侑。階段の下で『Infinity!Our wings!!』が聞こえた事によって自分のトキメキとは何だったのかに気づきました。
侑「自分を目一杯伝えようとしているみんなの姿にときめいていたんだ。私もみんなに近づきたい。みんなと一緒に今ここにいる私を伝えたい。そうなんだ、これが私のトキメキ!」
トキメキとは自身に芽生えた面白そうな未来が待っている予感と記しましたが、高咲侑にとってトキメキの真の正体は【自分を目一杯伝えようとしているスクールアイドルの姿】であると明確に気づいたのです。
そして『TOKIMEKI Runners』で高咲侑がピアノを弾くことの意味が同好会で叶えたい夢の形として表されました。
この時に、高咲侑がトキメキを知ることによって自分の夢を叶えられるようになったということは『トキメキへ!』で語った"何かが"始まる予感とは【夢】だったのではないかと考えられますね。
以上を踏まえると、『トキメキへ!』と『これが私のトキメキ!』は、最初に感じたトキメキを信じることと自分の惹かれたトキメキが何なのか、自分で気づくことが夢を叶える手がかりになるのかなと思います。
そして、『これが私のトキメキ!』については2期12話で再び流れるのですがこれについて答えが出てない中でこんな話し合いがありました。
SUN「『これが私のトキメキ!』については8話に関する内容だったら比較的わかりやすい方だと思うんだけど、2期12話の方は内容を深く掘り下げようってやらないと難しいと思う。」
ぎぬま「確かに、高咲侑からトキメキについて考えるのは結論がTOKIMEKI Runnersにあるからわかりやすいけど2期12話は誰についてなのか難しいよね。」
のっぴ「12話について、あらすじとしては遥ちゃんがラブライブ!出て、虹ヶ咲はラブライブ!出ないって選択肢を取って私たちは応援するって立場があるっていう解決方法を取るわけだよね。
で、その応援するっていうラブライブ!に出る人に向けてエールを送るっていうのが虹ヶ咲としてのアプローチ方法だよっていうのが大まかなあらすじであって。
最初はラブライブ!を目指すメンバーがいたり、色んなメンバーが入ってきて結局ソロっていう形をとってその自由さに不安はあったけど、私たちは何故スクールアイドル同好会で在り続けるのか?って何となくわかっているけど明確なものを持っていなくて、それをエールとして送ったときにこれが私たちの在り方なんだって気づく瞬間だから流れたんじゃないかな?」
2期12話で同好会から頑張っているスクールアイドルのみんなへ届けることって、ステージに立つスクールアイドルにとってもラブライブ!で優勝する夢に繋がるものですし、応援している同好会も応援の形が誰かの夢に繋がるきっかけにもなっています。
同好会がいることで誰かの夢のきっかけだったり、誰かの夢を叶えるための応援をしてくれる存在こそが同好会で在り続けることの意味であり、2期13話の「次はあなたの番」に繋がるものになっているのだと思います。
高咲侑がそうだったように、同好会が在り続けるように、トキメキはいつか自分が気づくものであり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のみんなはそのトキメキに気づかせてくれるためにいつも傍にいるのかもしれません。
・『「大好き!!!」』と『みんな大好き!!!』という想いはどこに?
続いては、『「大好き!!!」』と『みんな大好き!!!』についてです。
『「大好き!!!」』とは1期で4回使われていた楽曲で印象強いのは歩夢ちゃんのステージと『夢がここからはじまるよ』のステージの前に使われたところですね。
『みんな大好き!!!』は『Future Parade 』のステージの前の1回のみ使われてました。
この2つにはどんな違いがあるのか、話し合いの様子を見てみましょう。
ぎぬま「『「大好き!!!」』ってTVアニメオフィシャルBOOKで人にまっすぐものを伝えることって書かれているんだよね。
誰かっていう対象がいるからこそ、1期1話で歩夢ちゃんは侑ちゃんにスクールアイドルをやってみたいって言ったり、1期13話であなたのための歌を届けることができたんじゃないかな。『「大好き!!!」』は「」の方に意味があるように感じるよね。『みんな大好き!!!』に「」がない理由はまたなにか違う気がするんだよね。
『みんな大好き!!!』は侑ちゃんが言ったセリフの後に曲が流れ出しているから、侑ちゃんが共有したい気持ちとかなのかな。」
しろやぎ「『みんな大好き!!!』っていうのは侑ちゃんの思った気持ちだけなのかな?
『みんな大好き!!!』って侑ちゃんが形にしたことってメンバー全員の曲を作るだと思うんですよね。結果、そのメンバーが1stライブで披露するわけじゃないですか。
そこから侑ちゃんのセリフになって『Future Parade』 になると思うんですけど、曲を歌う中でメンバー自身もそれぞれの大好きな人がいたりとか、彼方ちゃんの家族だったりとか、璃奈ちゃんボードをみんなが照らしてくれたりというのもあってから『みんな大好き!!!』だから侑ちゃんの気持ちも、同好会メンバーの気持ちも、その場にいる全員の気持ちも含まれて、感情が会場に溢れ出しているのが『みんな大好き!!!』なんじゃないかな。」
ぎぬま「そうなんだよね!侑ちゃんから溢れ出した想いが広がっていった結果、会場で何が起こったかって虹が架かったんだよね。」
のっぴ「『「大好き!!!」』は【届け!】で、『みんな大好き!!!』は【響け!】になったみたいに感じるよね。」
話し合いを踏まえると
『「大好き!!!」』については伝えるという意味で届ける想いが言葉や歌になって表現したことを劇伴で表しているのだと思います。
『みんな大好き!!!』では想いが溢れ出したという意味と共通の想いを持っていることを表しているように感じますね。
『みんな大好き!!!』について少しだけ掘り下げてみましょう。
高咲侑が「みんな大好き!」と伝えた経緯に、花とメッセージが届けられたことが挙げられあります。
メッセージには感謝や応援の言葉が載せられており、高咲侑はもうスクールアイドルだよとメンバーが言ってることの意味は高咲侑にときめいた新しい【あなた】がいることで証明されたと思います。
夢をくれた同好会と高咲侑にときめいた【あなた】へ伝えたい感情が『みんな大好き!!!』に込められていると思います。
また、高咲侑が言ったように特別なことじゃないというのは、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会にときめいた私達も同じ【あなた】なんだと伝えられているように感じます。
要は高咲侑と会場にいる全員が【あなた】であることを証明し合っていることで、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に対する同じ想いが共有されて虹が作られたのだと思います。
違う推しであっても同じ【大好き】って気持ちで虹ヶ咲のことを応援することができるように。
なので、『「大好き!!!」』は【想い伝えることを意味する】劇伴であり、『みんな大好き!!!』は【共有して伝えられる想いがある】というように感じました。
【届け!】と【響け!】どちらもアニメのテーマとして【あなた】である私たちに届けられるメッセージのように受け取りました。
・次のトキメキを求めて
TVアニメの劇伴としても大きく意味を持つ【トキメキ】と【大好き】について書かせていただきました。
今回触れた4曲だけでも、特大の意味を持っていてアニメの世界を更に楽しんで見ることができました。
さて、
5thライブまであと2日です!
ここまで繋いできたバトンも最後のアンカーであるしろやぎさんに渡り駆け抜けていきます。
テーマは「夢」
5thライブにも繋がれていく素敵な言葉なので、どんな話になるのでしょうか?どうぞお楽しみに!
ここからは個人的な感想になりますが、虹ヶ咲のTVアニメのライブとしては最後のライブになるのかもしれません。
1期のリアタイ当時からずっとTVアニメを楽しみにして駆け抜けて季節が巡りきってしまうのではないかと少しだけ寂しくなってしまいます。(もちろん希望も持っております。)
けれど、この楽しい気持ちとか寂しい気持ちも虹ヶ咲にトキメキを感じて、全力で大好きなんだって言えるくらい本気になれた瞬間があったからです。
そんな同じ想いを持ったたくさんの【あなた】のみなさんと5thライブ楽しみましょう!